
贈答用などでなじみのあるコチョウランですが、大きくて高価な印象のものばかりではなく、花色様々なミディタイプなど、個人で十分に楽しめる安価なものがたくさん出回っています。北海道でも育てやすいコチョウランについてご説明いたします。
コチョウランは花が咲いている時期は休眠期になります。太陽の光や液体肥料などもいらない時期なので、根がくるまれている素材が乾いたらたっぷりと水を与えるだけで大丈夫です。10℃以上の室温とカーテンで直射日光を避ければ、長く花を楽しめるでしょう。
花が終わったら花の付いていた茎を切り取ります。ビニールポットに入ったものなどは5月上旬ころに植替えます。根をよく洗い、新しい水苔でくるんで少しきつめの素焼き鉢にぎゅっと入れ込みます。6月ごろからは日陰の戸外に出しますが、風通しの良いカーテン越しの室内に置いたままでも大丈夫です。この時期は生育期なので、薄めた液肥を1ヵ月に1、2度使います。水やりは水苔がすっかり乾いたらたっぷり上げます。