

北海道の冬の室内は暖かく乾燥していますので、普通の植物には厳しい環境です。また、戸外の雪があるため外は明るく見えても、室内に入る光の量は十分とはいえません。
ここでは、室内での鉢物の管理についてポイントをまとめてみたいと思います。
植物の多くは、夜の温度が高いと花が低い位置で咲く傾向があります(逆だと思っている人が多いようです)。はじめきれいに咲いていたシクラメンの花が、いつの間にか株の間に潜って葉の下で咲くようなことはありませんでしょうか?
このような時は、夜の温度が高すぎることを示しています。病気や肥料の不足ではありませんので、少し温度の低いところへ場所を変えると元通りに咲くことでしょう。
また、徒長して葉がバサバサになるような場合は日光不足か、多くの場合は隣の植物や壁などに葉が触れているためです。1日に1回、株全体を「サワサワ」と軽く撫で、鉢を回すように少しずつ向きを変えると徒長を抑えることができます。
※生育の遅い観葉植物には、置き場所や角度を変えると葉を落とす種類があるので、あまり位置や角度を変えない方が無難です。
底面吸水の鉢(写真左側)は便利ですが、植物も過保護気味に育っていますので鉢の中で根が十分に張っていないことが多いのです。土が完全に乾いてしまうと植物が回復できないほど傷む場合がありますので、水を溜める部分の三分の一程度の水がいつも入っているように管理します。
底面吸水でない場合(写真右側)は鉢の下に受け皿を置くことになりますが、この皿に水を溜めておくと根腐れの原因になります。鉢物の管理で失敗するいちばんの原因はこれですので、溜まった水は早めに処理するようにして下さい。または、冬の間は鉢の底から水が出ない程度に少しずつ水やりするのもよいでしょう。
